万年筆のインク
最近入門用の安い万年筆も豊富に販売されています。100円台で買えるものがあったり、高級なイメージの万年筆のハードルがぐっと下がったと思います。
安い万年筆でもカートリッジだけではなくコンバーターを使って好きな色のインクを入れることが出来るものもあります。
そして昨今のインクはものすごく種類が豊富です。ボトルインクがすごいことになっています。
インクの種類が増えたこととお手軽な万年筆が出回ったこと、どちらが卵でどちらが鶏か分かりませんが、相乗効果になっているとは思います。
ボトルインクは有名メーカーでは、パイロットの『色彩雫』とかセイラー万年筆の『四季織』など色も綺麗だし名前も凝ったものが販売されています。
それ以外に文具屋さんが独自に作ったインクがあります。有名なのはNAGASAWA文具センターの『KOBE INK物語』でしょうか。こうした文具屋さんのインクは名前に地名が使われていることが多く、ご当地インクなんて呼ばれ方もします。
万年筆もインクもちょっと踏み出すと、広大で深い沼になっているのですよね。填まると大変な事になります。
私はほんのちょっと足を付けただけ・・・のつもりでいます。
仙台にもあったご当地インク
今まで調べたことはなかったのですが、先日仙台にもご当地インクがあることを知りました。
名前は『杜の四季』
販売しているのは『文具の杜』です。会社としてはオフィス・ベンダーですが、取り扱っているのはアエル4Fの文具の杜だけです。しかも入荷自体が不定期で少量のため、予約、取り置き不可で、通販も受け付けてくれません。あくまでも店頭販売のみです。(2019.8.26よりオフィスベンダー公式サイト及び楽天市場店での通販取り扱いが開始されました)このレア感が逆に興味を惹きました。
ということで7月11日に文具の杜に行ってみました。
・・・影も形もありませんでした。
ただ店員さんが『近い内に入荷の予定がある』とだけ教えてくれました。具体的な日付は教えられないとのことでした。教えてしまうことは広義での予約のようなものですから仕方ありません。しかし店員さんの口ぶりからして、本当に近い内に入荷するのだろうなと思いました。
近い内の入荷
ホームページに入荷の情報が出たのが、13日でした。本当に『近い内』でした。
インクの名前と入荷本数が書いてあります。
そして15日に再び文具の杜に行ってみました。この時点で3種類のインクが完売になっていました。動きが速い😅
インクは店頭には並べておらず、店員さんに色を指定して出して貰う形式になっていました。パンフレットや色見本なども出ていません。しかし店員さんにお願いすると、お手製の色見本を見せてもらえます。これを見ながら選ばせてもらいました。
1種類につき1本、3種類のみ購入することが出来ます。
ということで3種類購入しました。
(2019.8.26 追記 通販では1種類につき1本の制限は同じですが、種類の制限はありません)
初めての『杜の四季』
左から『仙臺万年鉛筆HB』、『広瀬川のせせらぎ』、『仙台七夕の夜』です。
瓶はこんな感じ。
このインク、製造はセイラー万年筆さんでした。箱にロゴが入っていて気付きました。
そしてラベルが凝っていて素敵です。
(2019.8.26 追記 2019.8よりパッケージ及び瓶の仕様が変更になっています)
上から『仙台七夕の夜』、『広瀬川のせせらぎ』、『仙臺万年鉛筆HB』です。
仙台七夕の夜は、ブルーブラックですが黒に近いです。仙臺万年鉛筆HBはちょっと緑がかったグレーです。
どれも綺麗な色をしています。
購入しなかったものも素敵なものばかりでした。これは時間をかけてもコンプリートしたいかも・・・。
ちなみに今回購入した3種類は、入門用万年筆『KAKUNO』の限定版に入れました。